相手 と 自分
職場のお話。
職場に有能なのですが大変お話の長い方がおりまして。
どのくらいかと言うと、その方に「5分だけお時間下さい」と言って仕事のことで質問などしようものなら、50分ほど拘束されてしまうぐらいお話が長い。
どうやら、話をするときに背景状況構造まで全て話さないと済ませられないタイプみたいです。
しかも、その途中でさらに自身の興に触れる内容があると、どんどん脇道に逸れて行くというおまけ付き。
そんな長話脇道魔の方とミーティングをする必要があったのですが、事前のシミュレートの甲斐もあってか、きっかり予定していた30分で用事を済ませることができました。
どうやったのかと言うと、話が本筋から逸れる気配を見せる都度に、そのとき扱っていた本筋についての5W1Hを詰める形で話を引き戻し続けました。
例えば「あ、その前にさっきの件、期限はいつに設定しましょう?」といった具合です。
こうすると、脇道に逸れようにも、こちらが投げかけた「いつまでに?」「誰に?」「どうする?」などの問いに答えなければならないので、話題を脱線させにくい状態をキープできるんですよね。
まあ、常に話の進行状況をチェックしていて、すかさず確認を入れるカットインをせねばならないので、相応に疲れますが、グダグダな上に何も決まらない打ち合わせをするより遥かにマシです。 *01と言いますか、本来「打ち合わせ」ってそういうモノですよね。ダベる場じゃない。
結局、その人の話が長いんじゃなくて、その人に長話をさせていたのは、場を制御できていなかった自分の進行下手が故だったんですよね。
よい経験と勉強になりました。
ちなみに、脱線気配の都度5W1Hを詰めるという基本戦術の他にもう1つ。
予定していた時刻になったらiPhone のアラームが鳴るようにするとうい保険も仕掛けておりました。
こうすることで、最悪でも「あ、予定していた30分ですね。続きはまた後日に。」と仕切り直すキッカケを確保できると思ったからです。
幸い、ほぼ時間通りにミーティングを終えることが出来たので、今回はこの「保険」の出番は無し。
ミーティングを終えた直後に鳴ったアラームが、自分のチャレンジが上手く行った事への賞賛の鐘に聞こえた連休明け2日目でした。
ちなみに、私も実は長話脱線魔です。
仕事でなければ、長話も雑談も大好きなんですけどね。
我ながら勝手なものです。
脚注
↩01 | と言いますか、本来「打ち合わせ」ってそういうモノですよね。ダベる場じゃない。 |
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