京都 と 生存戦略
本日は、職場の仕事がひけてから、所属会社の仕事のために京都へ。
内容的には全くの雑事だったのですが、他に出来る人もいないし、仕方ありません。
収穫は、ひさびさに社長に顔つなぎできたこと。
まいど同じことを言いますが、ウチは小さな会社なので、人事考課は仕事の出来不出来以外に偉いさんとの関係性ってのが結構大きかったりするのです。
無論、このご時勢なんで、プラスに働くことはあまりなくて、基本は「マイナスを付けられない様にするための防御策」です。
望んで社外に出して貰ったとはいえ、主流を遠く離れた派遣暮らし。
たまには社内の仕事もしておかないと、知らないところでハズレクジを引かされる可能性が高いのです。
え、仕事ってのはそんなもんじゃない?
そうですね。
こんなコトは仕事じゃなくて、処世術の範疇ですね。
まあ、こーゆーコトもあるんだねって程度に覚えておくと良いです。
ブログやSNS、オフ会、セミナーなんかが陽の人間関係というか、ポジティブなつながりとするなら、社内での立ち回りや根回しなんかは、陰の人間関係とでもいいましょうか。
これは別に「悪い」とかいう意味じゃなくて、ものごとの側面のひとつです。
人と人が関係しながら生活している以上、成分、比率の差こそあれ、必ずこれらはついて回ります。
自分が身を置いている環境にどんな人間関係が存在していて、そこでストレス少なくやって行くには、何をすれば良いか。
色々と考えてみるのも面白いものですよ。
仕事絡みだと、つい愚痴っぽくなるというか、言い訳がましくなりますけどね。
社長の話 と 経営者の十字架
そんなわけで、社長への顔つなぎができて私の目的は一応果たされたわけですが、それに付随して余録がありました。
それが「社長のお話を聞けたこと」です。
ウチは社長が経営権の全てを握っている会社でして。
それは裏を返せば、全てのリスクが社長に集約されることも意味します。
自分のお金を他人(社員)に預けて仕事させるって、どんな心境でしょう。
もー、考えただけで胃が痛くなります。
案の定、1年365日、仕事のことを考えない日はなく、休暇なんてとれやしないそうです。
「どうせ休みをとっても、仕事のこと考えちゃうしね」とのこと。
経営者というのは、やはり従業員とは視点が違います。
幾ら本やネットの記事で「経営者的」視点を知っても、実際に身銭を切って経営の鉄火場に身を置く人とは、拵えから違う感じ。
そんな人のお話をつらつらとお聞きすることが出来たのは、とても大きな収穫でした。
いや、ほんと社長さんってえらいね。
関西弁的に。 *01【関西弁的に】関西弁で「えらい」は「しんどい」と同義で使われます。
脚注
↩01 | 【関西弁的に】関西弁で「えらい」は「しんどい」と同義で使われます。 |
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