多面的 と 本質的
「評価軸が多い」と言うと、多角的に評価する事になるので良いことの様に聞こえます。
しかし、その評価方法が加点方式ではなく減点方式であった場合、何かを頑張ったとしても大多数の他の何かが足を引っ張る形になり、常に総合評価は低い状態に留まります。
結果、何にどうリソースを振り向けるのが良いかわからない状態におちいり、更に評価を下げる。
負のスパイラルです。
今の職場の評価形態は、まさにこれになっている様に感じています。
担当案件をひいこら言いながらこなせば、基礎ができていないと突っ込まれ、基礎を大事にしようと丁寧に取り組めば、進みが悪いと叩かれる。
挙句に「進歩がない」とバッサリ。
確かに、上長の立場から見れば至らない部分ばかりが目に付くのは間違いのない事実なのですが、それらを全て一気に片付ける方法というのは、せいぜい「当たり」を引くまで人を入れ替え続ける以外に思いつかないんですよね。
当然ながら、そんな予算はどこにもないわけで。
ならば先ずは1つ、「これだけを心がけて」という評価軸をオープンにして、それに照らしてやれば良いと考えるのです。
それは「顧客、上司、同僚、部下の負担を軽くしてやる」こと。
これだけを念頭におけば、大概の事は自動的に必要になって身に付いて行くのではないでしょうか。
なんて事を考えながら、それを部署内にアピールする方法が思いつかず、ぐるぐるする年の瀬でした。