世代 と 闘争
よく「◯◯世代」という言葉を目にします。
ゆとり世代、バブル世代、戦後世代、…etc.
ある一定の時期に一定の年齢にあった人達をひとまとまりで表すために使われる言葉です。
そして、大概の場合、そこには「世代間闘争」の色合いが込められます。
互いが互いを揶揄し、憎み、蔑もうとする「闘争」というよりは、滑稽な泥仕合。
その前によく周囲を見渡してみて下さい。
尊敬に値する年長者はいませんか。
素晴らしい才気をみせる若者はいませんか。
「世代」という誰かに吹き込まれたステレオタイプで周囲の人達を見損なっていませんか。
人間というのは年齢を重ねることで変化する生き物です。
経験を積んだ人は良くも悪くも自分の成功体験や失敗体験に影響されますし、
経験の浅い若者は良くも悪くも怖いもの知らずで真っ直ぐです。
ですが、それはかつて自分が通ってきた道であり、これから自分が向かう道でもあるはずです。
誰かが付けたラベルで周囲を輪切りにして、知った風な口を利いてしまっていないか。
ちょっと考えてしまうのでした。