仕事納め と 鬼が笑うお話
本日は職場の仕事納めでした。
何とか大禍なく乗り切れた1年で、来年もどうにかなりそうな気配です。
とは言え、どんな大企業でも先はわからない昨今。
「何がどう転んでもおかしくない」という心持ちで来年も好き勝手してやろうと決めております。(おぃ
真理 と 虚構
ちなみに、前段で「先はわからない昨今」と言いましたが、これは正確ではありません。
「先がわからない」ってのは、昨今に限らず昔からそうなのです。
鬼神ならざる我々に、今も昔も先のことなど見通せるはずはありません。
ただ「こうなって欲しい」と望むところに、多少の「こうであろう」を盛って、予測めいたことをするのが精一杯なのですから。
それを敢えてこう書いたのは、この手の表現をよく聞くからです。
よく聞く表現は耳に慣れて行きます。
耳に慣れた表現は、いつの間にか自分の中でも(比較的)普遍的な位置を占めるようになります。
そうすると、今度は思考までそちらに引っ張られます。
これは言語を以って思考する人間には避け難い傾向でしょう。
しかし、それは感性の鈍磨を招きかねません。
「あれ?本当にそうか?」という根源的な疑問を発するきっかけを封じるのです。
そして、「先はわからない昨今」という言葉は、前段の記事を書く際に自然と浮かんだ言葉でした。
私もまた「よく使われる表現」に慣れてしまっていたわけです。
よく聞く表現というのは、その強力さ故に扱いには気をつけねばなりませんね。
真理と虚構は常に共にあるのかもしれません。