時間 と 成果物
役職者になってから、自分でコーディングをする時間が大幅に減ってしまった。
その分、何が増えたかと言えば、上司からの「部下をなんとかしろ」という振りへの対応。
管理職は自身単体ではなくチームでの成果を求められるという事は理解しているつもりだが、今の私は本当にチームでの成果を生み出すことに貢献できているのだろうか。
どうも余計なことにリソースを割いてしまっているという感覚が拭えない。
確かに基礎的な事すら覚束ない部下たちの有り様がこのままで良いとは思えない。
しかし、我々が取り組んでいるのは仕事であって勉学ではないはず。
与えられたリソースの中で提示されたゴールを目指すのに何が必要で何をするかは、各自が考えて提示して調整すれば済む話。
それ以外の部分については「好きにさせれば良いんじゃないか」と思ってしまう。
この1年で自分は新たに何ができる様になったのだろうと自問する。
知識の幅を拡げることは怠っているつもりは無いが、キャリアとして何を成せたかと考えると、あまり胸を張れたものではない。
来年度はそのあたりを意識して仕事に取り組んでみよう。
自分にも部下たちにも、そして上司にも「求める成果物は何か?」を問うて行こう。
それが楽しい仕事への扉じゃないかと考えている。