恐怖 と 快楽
私は、自分であれ他人であれ、人を動かす基本原理は恐怖と快楽だと考えています。
人は恐怖から逃れるために走り、快楽を求めて未知に挑むのです。
ただ、恐怖と快楽は更に突き詰めるとコインの裏表の様に1つなのですね。
恐怖からの解放は快いですし、快楽を失うことは非常な恐怖です。
つまり、恐怖と快楽はたゆたう状態の一局面でしかない。
ですから、自分がいま恐怖の側面を覗いているのか、それとも快楽の側面を覗いているのか、それを意識しておかないと、その裏側にある局面を見落としてしまうかもしれません。
曰く、禍福は糾える縄の如し。
今の幸福を失わぬため、今の不幸から抜け出すため、その裏側をちょっとだけ意識してみるのも悪く無いかもしれませんよ。