ひと声 と 結果
仕事のお話。
非常に好ましくない実績データが出力されるときがあります。
私はその様なとき、必ず現場に足を運んでウラを取る様にしています。
事情、背景、言い分、…etc.
人伝でなく、自分で聴きにまわります。
そこには100%と言って良い確率で、コミュニケーションの途絶が存在すからです。
ちょっとしたひと声、確認や通達の漏れや抜けが不業績を生んでいるのです。
ですから、伝聞ではだめなのです。
直接足を運んで、吐き出してもらうことに意味があります。
大きな工場はシステマティックに洗練され高度な分業体制が出来ていると思いがちですが、現実には出来の悪いジグソーパズルでしかありません。
欠けたピース、合わないピースがそこかしこに散乱しています。
ですから、その隙間を意識して埋めてやらねばなりません。
そして、そこに隙間があることを当事者たちにも認識してもらわねばなりません。
なぜそんな業績が出たのか、そこにはどんな事情背景があったのか、次回はどうすれば良くなるのか。
当事者たちの反発を招かぬよう、なるべく自発的に回答を出すよう、調査という名目の問題提起を繰り返します。
本来、社内システム屋の仕事領域ではないかもしれませんが、同時に、部署を気にせず縦横無尽に首を突っ込んで話を聴いて回れるのも、社内システム屋ならではの特権みたいなものなんですよね。
(たまに煙たい顔する管理職の方もいらっしゃいますが、回数重ねると必ず軟化して下さいます。)
せっかくみんな頑張っているのに、それが結果に反映されないなんて、つまらないじゃないですか。