SmartEver にノートリンク取得機能が追加!
iPhone の高速Evernoteクライアント SmartEver がVer.1.3にアップデート。
iOS6対応、iPhone5の4inch画面に対応などの強化が行われましたが、
中でも、あおのうまイチ押しの新機能は「ノートリンク取得機能」です。
SmartEver – サクサク使える軽量Evernoteクライアント
カテゴリ: 仕事効率化
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ノートリンクとは何か?
「ノートリンクって何よ?」って方のために、ちょっと解説。
ノートリンクとは、特定のノートを直接呼び出せるリンクのこと。
iPhone内にEvernote公式アプリがインストールされていれば、
このノートリンクをタップするだけで目的のノートを開くことが出来ます。
資料庫としてのEvernote
さて、SmartEver が利用するEvernote というサービスは資料庫として非常に優れています。
クラウド・サービスであるため、ネット上のどこからでも参照・格納が可能です。
しかも紙の書類と違って場所を取りません。
ただ、ネットにつながる端末があれば良いのです。
Evernote
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
GTDエンジンとしてのOmniFocus
一方、GTDエンジンとして有名かつ非常に優れているのがOmniFocus です。 *01【GTD】
詳細についてはGoogleで検索してみて下さい。
とても強力なタスク管理手法です。
Inbox, アクション, プロジェクト, コンテキスト といったGTDの主要概念をフォローしつつ、豊富なフィルタリングによって、必要なアクションにすぐにフォーカスできるその機能はGTDアプリとして高い人気を誇ります。
OmniFocus for iPhone
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥1,700
OmniFocus に感じる不満点の1つ
そんな人気GTDエンジンであるOmniFocus ですが、それ故に不満点もあります。
私が感じているOmniFocus への不満点は「資料」に関する機能が弱いことです。 *02【不満点は「資料」に関する機能が弱いこと】
実は、もっと強い不満点があって、それはGTDのシステム自体に欠けている視点だったりします。
それは「過去」に対するフォーカスが無いこと。
タスクシュートはこの「過去」を見事に活用しているシステムですね。
ただ、これに関しては今回の記事とは関係ないので、いずれまた。
その、ここでは語らない不満点を差し引いても、GTDは強力かつ魅力的なメソッドです。
GTDシステムの主要な機能の1つに「資料」が挙げられているにも関わらず、OmniFocus は「資料」に対する機能が非常に弱いのです。
SmartEver が見事にEvernote をOmniFocus を結びつける
資料庫として非常に優れた特性を持つEvernote と、強力なGTDエンジンであるOmniFocus 。
SmartEver は今回のノートリンク取得機能で、両者を見事に結びつけてくれました。
もともとノートリンクの取得機能はデスクトップ版のEvernote にありましたが、デスクトップ版限定であるが故に、その利用シーンが非常に限定されていたのです。
しかし、SmartEver がノートリンク取得機能を用意してくれたお陰で、モバイル環境でも自由にノートリンクを利用することが可能になりました。
これは、OmniFocus に限らず、Toodledo など他のタスク管理システムにとっても魅力的な機能でしょう。
Inbox 整理ツールとしてのSmartEver
私は今後、Mac、Windows、iPhone、iPad を問わず、全てのノートにSmartEver のタグを付けようと考えています。
そしてInboxノートブックを整理するのにSmartEver を利用して行く予定です。
そうすることで、ノートの各ブックへの仕分けと、OmniFocus への資料の関連付けを一気に__しかもスキマ時間を活用して__行える様になります。
今後の期待
こうなると欲しくなってくるのがSmartEver for iPad ですね。
iPad でもノートリンクの取得が可能になれば、Web版を除いて全ての環境でノートリンクの取得が可能になります。
ノートリンクはもっと脚光を浴びても良い仕組みだと思うので、これを機会にもっと広がってくれることを期待しています。
参考
GTD、Evernote、OmniFocus、クラウド、これらをキーワドにして、タスク管理について知りたい方は、以下の本を読んでみる事をお勧めします。
今回、SmartEver に追加されたノートリンク取得機能がいかに強力な手段の1つとなり得るかわかるでしょう。