まったくの気まぐれで
これといって大した理由もなく、1ヶ月間カフェインを絶ってみました。
私はもともとコーヒーとかガブ飲みする方でして。
職場でも午前に3杯、午後に5杯とか、ふつーに飲んじゃいます。
それが、ある時ふと思ったのです。
「妊婦さんが避けるくらいのものだから、身体に良いもんでもないだろう。
試しに1ヶ月ほど止めてみよう。」と。
DailyDeedがいい仕事した
で、この手の習慣化は自力で何とかしようとしても、まずコケます。
実際、最初の2日間は「あっ…」と気付いたときには半自動でコーヒーを飲んじゃったりしていました。
そんなときにはiPhone様の出番です。
DailyDeedというアプリに「カフェイン絶ち」という項目を登録。
記録をつけて行きました。
1日カフェインを摂取しなければ、アプリ内でチェックマークを付ける。
ただそれだけの行為なのですが、効果は絶大でした。
その後はしっかりとカフェイン絶ちを続け、昨日でめでたく1ヶ月を迎えることができました。
今日からカフェイン解禁(ただし量は控える)
で、せっかく1ヶ月間やめたのですから、そのまま完全にカフェインを断っちゃえば良いのですが、今日からカフェイン摂取を解禁することにしました。
理由は以下の2つです。
- つまんない
- めんどくさい
- できる範囲でやって行く
1.つまんない
カフェインを1ヶ月絶ってみて気付いたのですが、かなりつまんないです。
仕事帰りに妻とスタバやタリーズに行っても、注文できるのはジュースくらい。
温かい飲み物はほぼ全滅です。
また、チョコレート系のお菓子も口に入れられません。
そして、家で妻が「緑茶でも煎れて…」と思っても付き合ってあげられません。
ほうじ茶あたりはカフェイン少なめらしいです。
が、「断つ」と決めた以上、「少なめ」というのは私の選択肢には入りませんでした。
口にできないこと自体はさほど気になりませんでした。
しかし、それで家族との「場」が寂しくなるのは、とてもつまらないと感じました。
2.めんどくさい
私はタバコを飲みません。
一息つけたい時は、コーヒー、紅茶、緑茶を飲むのが常でした。
ところが、カフェイン絶ちをすると、このあたりの飲み物は全滅です。
飲めるのは麦茶くらいでしょうか。
冬場に入って温かい飲み物が欲しいときに選択肢が麦茶だけというのは、かなり厳しいです。
職場ではクリープに砂糖をお湯でといて、なんちゃってホットミルクをすすっていました。
これもかなりわびしい気分になるものです。
カフェインを避けてみると、飲み物の選択肢が驚くほど狭くなることに気が付きました。
そして、それはとても面倒くさいのです。
アレは駄目、コレも駄目。
哀しいくらい選択肢がなくなりました。
「飲めるものを探す」という行為はとても面倒くさいものですね。
3.できる範囲でやって行く
カフェインを断つにあたって、ちょっとだけ期待したことがあります。
それは「頭がスッキリするのではないか?」ということです。
私はカフェインの覚醒作用がどんなものか、ちゃんと理解しているわけではありません。
しかし、それがタバコと同じく、常習性に担保された心と身体の勘違いによるものらしいということは知っています。
つまり禁断症状による性能ダウンと、摂取による一時的なスッキリ感の繰り返しです。
そこで、カフェインを絶って1ヶ月で何か変化はないか?
振り返ってみました。
感覚的な話なので、あてになる話ではないのですが、集中力が増した気がします。
本当は、ここでポモドーロの記録を取っていれば客観的な検証が出来たのですが。
最近は25分区切りでの作業はしてもログを残しておりませんでした。
もったいない話です。
(@nokiba さんが繰り返し言われていることが全く活きていませんね。)
話がそれましたので、元に戻します。
カフェインを避けて生活するのが結構面倒なことはよくわかりました。
しかし、今の「集中力が増した(と感じている)」状態を元に戻すのも、
もったいない話です。
そこで、完全に断つのではなく、量を減らしてみようと考えました。
ちなみに、こういった事は「減らす」みたいな曖昧な事では続きません。
具体的に数値基準を設定しました。
午前中2杯、午後2杯、予備1杯です。
朝の出がけに1杯、職場で1杯。
昼を挟んで、職場で1杯、仕事が済んで妻と1杯。
このあたりが設定の根拠です。
そして、上記以外のバッファとして「予備の1杯」を設定しました。
(この「バッファ」という考え方は結構効果的だと思うのですが、別の話になりますので、またの機会に。)
選択と意志
実は、上記3つの様なことについては、過去に心当たりがあります。
それは「食品添加物」です。
私は基本的に食品添加物を避けています。
それはオーガニックだとかの難しい話ではありません。
単に、「お金を払ってまがい物を食わされる」という状況に不満を感じるからです。
これには今回のカフェイン絶ちと同じ様にリスクが付いてきました。
食品添加物の入っていない食品を購入するというのは、とても面倒くさいです。
また、それを気にしない人達との接点を狭めます。
そして、それを続けるには無理があってはいけません。
しかし、それでも私は「食品添加物を避ける」という選択をしました。
結果、ある程度の面倒は感じながらも「美味しいと感じられる舌」を取り返せました。
そこには「よく知らないまま買うはめになる」という見えない不自由でなく、
「自分で選んで口にする」という明確な意志が存在します。
自分の意志で選択したことであれば、多少の面倒も楽しめるものです。
今では「いかにまっとうなものを食べられるか?」を考えるのが、日常になっています。
コーヒー、紅茶、緑茶も同様です。
今後は「いかに少ない回数で満足の得られるものを飲めるか?」にシフトするでしょう。
まあその場合、回数は減っても出費はなかなか減らないのが難儀なところですが。
皆さんはどちらを選びますか?
参考(追記:2011.12.14 12:40)
Daily Deeds
Daily Deeds 1.4 (¥85)
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
販売元: SpoonJuice – Rohit Singal(サイズ: 1 MB)
このたび発売された書籍「iPhone習慣術」でも取り挙げられ、注目度がさらにアップしているであろうアプリ。
シンプルながらも、とても使いやすいアプリです。
個人的な要望としては「期限を区切った記録」について「削除」でなく「完了」という形で保存とリストからの隠蔽が出来る様にしてくれると嬉しいところですね。
って、AppStoreのレビューに書くか、作者さんにメール送れって話ですな。