目次にページリンクがない!
これが叫びたかっただけなので、Twitterでもよかったわけですが、それなりにショックだったので単独エントリー。
O’Reillyの電子書籍について。 *01このネタだけで何回引っ張るんだ、私。
以前の記事で「見出しアウトラインはない」と書きましたが、見出しアウトラインどころか、目次からのページジャンプもできませんでした。
これ、不便です。
シーケンシャルアクセスとランダムアクセス
技術書籍というのは、シーケーンシャル・アクセス *02[シーケンシャル・アクセス]
ここでは、先頭から順序よく読むことを指しています。 とランダム・アクセス *03[ランダム・アクセス]
ここでは、任意に読みたい項目を読むことを指しています。
「厳密にはランダムじゃねーよ」とか言ったツッコミはご勘弁を。 の両方を求められます。
小説の様な物語であれば、シーケンシャル・アクセスのみでも、あまり問題はないでしょう。
しかし、技術書籍であれば、話は変わってきます。
書籍全体で見れば、章段によって構成されるシーケンシャルな流れはありますが、
同時に必要に応じて任意の章段を読みたいという、ランダム・アクセスも求められるのが技術書籍です。
ランダムったって、目的のページはある
「ランダム(不特定)」と言っても、まるっきり目的もなしにページを開くわけではありません。 *04電話帳からアンケート先探すんじゃないんですから。
当然、目的とする章や段があって、そのページを開きたいわけです。
そこで役に立つのが「目次」です。
紙の本であれば、目次で目的の章段のページ番号を調べて、そのページを開きます。
電子書籍の目次
紙の本は、目次で目的のページ番号を調べて、そのページを開きます。
では、電子書籍はどうでしょうか?
紙の本と同じ様な使い方は可能です。
目次を開いて目的のページ番号を調べ、ページジャンプでそのページを開きます。
しかし、私はもっと便利な目次の使い方を知っています。
それは、目次からページへのリンクです。
目次の項目をクリックすれば、目的のページに一気に飛べる。
いちいちページ番号を入力するのも不要。
ページスライダーでページ位置を探すのも不要。
これこそ、電子書籍ならではの目次機能でしょう。
何故か目次にページリンクが無いO’Reilly
しかるに、
O’Reilly の電子書籍は、
目次にページリンクがありません。
全文のテキストデータが埋めこまれていて、本文検索ができるというのに、
何故に目次にページリンクを入れなかったのか?
理由がとんと想像できないのですが、実際にそうである事をここに報告します。
喜んで買い込んだだけに、残念しきりだよ。
いや、本の内容自体には満足しているんですけれどね。
それだけに…。 *05くどい