「気になること」の扱いについて考えてみたよ

投稿者: | 2010/11/17

たまにはライフハック系の話題をしましょう。
GTD の「気になること」の扱いについて考えてみました。

@kiichima さんの、このツイートがきっかけ。

“思いついた事をInboxにいれる時点で、それがどこに入るべきかの整理までできてしまうんだが、いかんのだろうか。”

ちなみに私は、
どこに入るべきか判っている内容でも、
とにかく1回 Inbox に入れちゃいます。

理由は、
「それについて考えることを防ぐ」ため。

もともと集中力がかなり稀薄な性分。
「気になること」を思いついた段階で、すでに意識が他所に向かい始めているのです。

ここで、いかに振り分け先がわかっているとは言え、
それら「気になること」を「Inboxに入れる」以外の行動に移すと、もう止まりません。
次から次へと「気になること」が湧いてきて、「今やっていること」が破綻してしまうのです。

なので、私は「気になること」は問答無用で「Inboxに入れる」ことにしています。

しかし、@kiichima さんの思いもよくわかります。
実際、私も同じ内容で悩んだことがありました。
私は「Inboxに入れる」という結論に達しましたが、逆の方々もいるはずです。

そんなわけで、Twitterで聞いてみました。

“Inboxに入れるまでもなく行き先がわかっている「気になること」、それでもInboxに入れる?それとも、直でプロジェクトなりSomeday/Maybeなりの行き先に放り込む?その理由は? #GTDjp

例によって夜中に1回ポストしたっきりだったのですが、
奇特にもリプを下さった方が2人もいらっしゃいました。

@akizukid さん
“直で放り込む。理由は手抜き? ”

@Moyori さん
“行き先が分かっているという事は「これは何か?」と考えるフローが既に完了しているから。”
“ふと気がつく 様な瞬間はちゃんとした場所に入力する時間が無い事が多いため、その時は取り合えずinBOXに放り込みますね。”

なるほどー。
私、実は少数派だったのね。

大勢は「振り分け先に直行」でした。

理由は「無駄だから」。 *01 注意!:かなり乱暴なまとめです。リプライを下さった方々の真意とは一致しないかもしれません。

なるほど、ごもっとも。
そして、@kiichima さんからも、素で決定的なリプライが。

” 「これは何か?」と考えるために一旦Inboxに入れるのかなーっと思いました。”

そうです。
その通りです。
目的が達せられているならば、わざわざInboxで待機する必要はありません。

まとめ。
行き先がわかっている「気になること」は、振り分け先に直行。
(ただし、必ずしも囚われる必要はない。)

GTD は自由度の高い手法です。
「絶対にこうしなければならない」という縛りは、とても少ないのです。 *02 それが上手く行くか否かは、また別の話。

今回のまとめでは、「行き先がわかっている事は振り分け先に直行」となりましたが、
私はこれからも「まずはInbox」を続けます。

それは、
「その運用が自分には合っていると確信しているから」です。

GTD の目的はストレスフリー。
ストレスなんて人それぞれ。
対処方法も人それぞれ。

ってコトで。

…負け惜しみじゃないけれど、「俺(私)は Inbox 絶対派だぜ!」って方の意見もお聞きできると嬉しいなー。

追記 2010.11.18:
@kiichima さんのツイートをきっかけに、自分でも更に考えてみました。
Q.何故、Inboxに入れるのか?
すると、忘れていた「もうひとつの理由」が思い出されたのです。

それは「頭の中を空っぽにするため」です。

Inboxに入れるという行為は、GTDのステップでは「収集」にあたります。
この「収集」の目的は、頭の中の「気になること」を全て書き出して、
思考や行動のノイズになる「気になること」を、いったん外に退避させることにあります。

その観点で考えれば、
「とにかく1回Inboxに入れる」という私のスタイルも、十分に「あり」ですね。


今回は「やったこと」って言うには思考寄りの内容だったなー。
これやると、書くことはいっぱい出てくるけれども、
私の場合は「口だけ」になりやすいのよね。

脚注

脚注
01 注意!:かなり乱暴なまとめです。リプライを下さった方々の真意とは一致しないかもしれません。
02 それが上手く行くか否かは、また別の話。

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