日刊 あおのうま Vol.789(2013.01.14)【田舎の成人は14歳から(ちょっと誇張あり)】

投稿者: | 2013/01/14

関東 と 雪

今日は横浜、東京はじめ関東一帯で雪が積もったようですね。
交通機関などにも大きな影響が出た様子。

一方、こちら大阪は雨でした。

例年、冬場の近畿太平洋側は雨が降らない印象があるのですが、今年はよく降りますね。
実際のところはどうなんでしょう?

と思って気象庁のサイトで調べてみたら、今年の12月は平年比221%も降水量があったのですね。

やはり今年の冬は雨が多いようです。
これで冷え込みが厳しくなったら、関西も雪模様に変わるのでしょうか?

気象庁 | 月ごとの値

 

小正月 と 鳥追い

毎年、この時期になると、実家地域の小正月の行事である「鳥追い」を思い出します。

私の頃とは随分と様変わりしている様ですが、鳥追い唄を一番までしか歌わなくなったというのだけは、やはり残念でなりません。
保存会など出来ようもない小さな集落ですから、このまま失伝されていってしまうんでしょうかね。

日刊 あおのうま Vol.60 | 極上の人生

毎年、何故か鳥追いの日は雪模様な場合が多いです。
そんななか、重たい太鼓を担いで、夜っぴて集落内を周り、鳥追い唄を歌って歩いたことが思い出されます。

今は20歳が成人の区切りですが、昔は鳥追いのオヤ *01【オヤ】14歳の子供が鳥追いに参加する子供全員の取り仕切りを行い、それを「オヤ」と呼びました。 をやる14歳を境に大人の仲間入りだったのでしょうね。

そう言えば、父から「周囲から『頑張ったね』で済まされるのはここまで。ここからは、ある程度の結果も求められるぞ」と諭されたのが強く記憶に残っています。
「(父に)何かあれば、お前が家長の名代だからな」と。

別段、旧家でもなんでもない、ただのサラリーマン家庭なんですけれどね。
田舎ってのは、そんなこと関係なく、そういう気風が残っていました。 *02【そういう気風】正直、今はどうかわかりません。人の世の遷ろいというのは、本当に早いものですから。

あれから26年。
今でもおよそ、父の名代を果たせる気はしませんが、覚悟と準備は進めて行かねばならんのでしょうね。

 



 

脚注

脚注
01 【オヤ】14歳の子供が鳥追いに参加する子供全員の取り仕切りを行い、それを「オヤ」と呼びました。
02 【そういう気風】正直、今はどうかわかりません。人の世の遷ろいというのは、本当に早いものですから。

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