SmartEver の新機能がEvernote とOmniFocus を強力に結びつける

投稿者: | 2012/09/26

 

SmartEver にノートリンク取得機能が追加!

iPhone の高速Evernoteクライアント SmartEver がVer.1.3にアップデート。
iOS6対応、iPhone5の4inch画面に対応などの強化が行われましたが、
中でも、あおのうまイチ押しの新機能は「ノートリンク取得機能」です。

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ノートリンクとは何か?

「ノートリンクって何よ?」って方のために、ちょっと解説。

ノートリンクとは、特定のノートを直接呼び出せるリンクのこと。
iPhone内にEvernote公式アプリがインストールされていれば、
このノートリンクをタップするだけで目的のノートを開くことが出来ます。

 

資料庫としてのEvernote

さて、SmartEver が利用するEvernote というサービスは資料庫として非常に優れています。

クラウド・サービスであるため、ネット上のどこからでも参照・格納が可能です。
しかも紙の書類と違って場所を取りません。

ただ、ネットにつながる端末があれば良いのです。

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GTDエンジンとしてのOmniFocus

一方、GTDエンジンとして有名かつ非常に優れているのがOmniFocus です。 *01【GTD】
詳細についてはGoogleで検索してみて下さい。
とても強力なタスク管理手法です。

Inbox, アクション, プロジェクト, コンテキスト といったGTDの主要概念をフォローしつつ、豊富なフィルタリングによって、必要なアクションにすぐにフォーカスできるその機能はGTDアプリとして高い人気を誇ります。

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OmniFocus に感じる不満点の1つ

そんな人気GTDエンジンであるOmniFocus ですが、それ故に不満点もあります。

私が感じているOmniFocus への不満点は「資料」に関する機能が弱いことです。 *02【不満点は「資料」に関する機能が弱いこと】
実は、もっと強い不満点があって、それはGTDのシステム自体に欠けている視点だったりします。
それは「過去」に対するフォーカスが無いこと。
タスクシュートはこの「過去」を見事に活用しているシステムですね。
ただ、これに関しては今回の記事とは関係ないので、いずれまた。
その、ここでは語らない不満点を差し引いても、GTDは強力かつ魅力的なメソッドです。

GTDシステムの主要な機能の1つに「資料」が挙げられているにも関わらず、OmniFocus は「資料」に対する機能が非常に弱いのです。

 

SmartEver が見事にEvernote をOmniFocus を結びつける

資料庫として非常に優れた特性を持つEvernote と、強力なGTDエンジンであるOmniFocus 。
SmartEver は今回のノートリンク取得機能で、両者を見事に結びつけてくれました。

もともとノートリンクの取得機能はデスクトップ版のEvernote にありましたが、デスクトップ版限定であるが故に、その利用シーンが非常に限定されていたのです。
しかし、SmartEver がノートリンク取得機能を用意してくれたお陰で、モバイル環境でも自由にノートリンクを利用することが可能になりました。

これは、OmniFocus に限らず、Toodledo など他のタスク管理システムにとっても魅力的な機能でしょう。

Inbox 整理ツールとしてのSmartEver

私は今後、Mac、Windows、iPhone、iPad を問わず、全てのノートにSmartEver のタグを付けようと考えています。
そしてInboxノートブックを整理するのにSmartEver を利用して行く予定です。

そうすることで、ノートの各ブックへの仕分けと、OmniFocus への資料の関連付けを一気に__しかもスキマ時間を活用して__行える様になります。

 

今後の期待

こうなると欲しくなってくるのがSmartEver for iPad ですね。
iPad でもノートリンクの取得が可能になれば、Web版を除いて全ての環境でノートリンクの取得が可能になります。

ノートリンクはもっと脚光を浴びても良い仕組みだと思うので、これを機会にもっと広がってくれることを期待しています。

 

参考

GTD、Evernote、OmniFocus、クラウド、これらをキーワドにして、タスク管理について知りたい方は、以下の本を読んでみる事をお勧めします。
今回、SmartEver に追加されたノートリンク取得機能がいかに強力な手段の1つとなり得るかわかるでしょう。





 



 

脚注

脚注
01 【GTD】
詳細についてはGoogleで検索してみて下さい。
とても強力なタスク管理手法です。
02 【不満点は「資料」に関する機能が弱いこと】
実は、もっと強い不満点があって、それはGTDのシステム自体に欠けている視点だったりします。
それは「過去」に対するフォーカスが無いこと。
タスクシュートはこの「過去」を見事に活用しているシステムですね。
ただ、これに関しては今回の記事とは関係ないので、いずれまた。
その、ここでは語らない不満点を差し引いても、GTDは強力かつ魅力的なメソッドです。

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