見積 と 実績
11月あたりから、部下くん達にプロジェクトのタスクに対して見積ポイントを振らせています。
詳しい説明はしませんが、SCRUM という開発手法のストーリーポイントと呼ばれるものです。
今日はこれが大変役に立ちました。
もともと頻繁にあれやれこれやれと追加要件や仕様を上司から突っ込まれるプロジェクトなのですが、今回、かなり大きめの要件を突っ込まれまして。
これはマズいなと感じたので、過去の見積ポイントと、週単位での見積ポイント消化実績を概算してみました。
すると、だいたい1週間にどれだけの見積ポイントを実績としてクリア出来てきたかが、一目瞭然なんですよね。
それはつまり、嘘偽りや希望的観測による誤差が少ない、信頼度の高い能力値なわけです。
で、積まれた要件に対しても同じように分解して、見積ポイントを振った上で、週間見積ポイント消化能力で割り算してみると、どうひっくり返しても、持ち込まれた納期には間に合わない。
まあ、そこからは「できない」という話ではなく「どうすれば良いか?」という解決策を探る流れに持って行くわけですが、少なくとも、本格的に無理だという状況に追い詰められてから「どうしてこうなった?」という話になるより、100倍まともな検討ができました。
昨日までと同じことをやっていて、昨日と違う結果を求めるのはおこがましい。
私が信奉する言葉のひとつですが、これは裏を返せば、昨日までの実績は概ね今日からの未来を示しているとも言えるんですよね。
なので、何かを見積もる時は、可能な限り「今までどうだった?」をベースに示すのが良いです。
タスクシュートですね。