父 と パソコン
珍しく自宅で晩酌なぞして気分よくリビングにてうたた寝。
そこを父からのFaceTime で叩き起こされる。
危ない、またリビングうたた寝から風邪のコンボをキメるところだった。
父の用件はデジカメで撮影した写真をExcelで作った写真台帳に貼り付けたいというもの。*01そもそもExcelで写真台帳かい!とかいうツッコミはしないでおいてあげて下さい。
以前レクチャーした際のメモを紛失したそうで、TeamViewer を使って手順を教えてくれと。
紛失しちゃったらメモの意味ないじゃないかと毒づきながら遠隔操作でレクチャー開始。
ところが、いざ初めて見るとちゃんと憶えているじゃないですか、親父殿。
まあ、人に説明しながら操作すると自分の記憶が整理されて思い出すというのは、よくある話なんですが。
それでも、憶えて身につけていてくれていた事に感心しつつFaceTime 通話を終えました。
めでたしめでたし。
となるはずが、残ったTeamViewer の画面で父のPC操作を見ていると、どうもおかしい。
どうやら編集が済んだ写真をフォルダごと削除しようとして、Windows から「使用中だから閉じてからね」と怒られている模様。
しかし、それが理解できず、3回ほどキャンセルと削除を繰り返している。
見るに見かねて、今度はこちらからFaceTime を開始。
驚く父。
上記の理由を説明し、編集中のままであった写真ファイルを閉じて、無事にフォルダ削除を完了。
見られていたことに気付いて照れた様子の父に「頑張るのも良いけれどほどほどに」と伝えて今度こそ終了。
モニタ越しに見ていてじりじりさせられる父のパソコン操作ですが、私が子どもの頃に山や海で父にあれこれと教わった時、父も同じような危なっかしさを感じたのだろうなと、思わされました。
自分はいま、父や母からみてどのぐらい危なっかしい存在なのだろうか。
偉そうにパソコンの操作を教えているけれど、それ以外の事は人生の大先輩から見てどうなんだろうか。
そんな事がふと気になった土曜の夜でした。
まあ、本当にそんな事訊いたらお説教が始まるので言いやしませんけどね。
思うだけ思うだけ。
脚注
↩01 | そもそもExcelで写真台帳かい!とかいうツッコミはしないでおいてあげて下さい。 |
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