指導 と 成長
いま、会社で部下への「指導」とやらはほんまに必要なのかと考えています。
自身の指導のマズさを棚上げしても、私自身とその周囲を思い起こして、誰かの指導で成長したという人を観た記憶がないのです。
誰の手も借りずに成長したとか言う話ではなく、成長する人は指導とやらの有無というより、周囲を刺激としてそこから様々なものを汲み取って、自身で成長していた様に思えます。
技能職はともかく技術職を始めとするナレッジワーカーにおいて、「指導」というのは正直要らんのじゃないかなと。
ただ、これをそのまま上司に訴えても、単なる指導放棄と受け取られるだけなのでしょうね。
明確なメリットを提示しなければ。
部下が成長しようとしまいと本人の好きにすればええんですが、上司の理解と納得を得られないと私が損をします。
そこはどうにかせなあかんですね。
上司が指導を求める最大の理由は何でしょう。
組織の将来像的にメンバーの成長を折り込んでいるからというのがお題目ですが、要は「ほんまにコイツらこのままで大丈夫か?」という不安をどうにかして欲しいという事ですかね。
まあ、それは今の「指導」を続けたところでどうにもならんと考えられるわけですが。
どこまで行っても「人ありき」なのよなあ。
それを払拭しようと思えば、何らかの「仕組み」でカバーできる事を示さねばならんわけか。
技術者ブートキャンプみたいなのに放り込めば、一定レベルになって帰ってくるとかあればええんですけれどね。