ダイバーシティ と 汚いトイレ
先日入社したばかりの新人さんが退職しました。
退職理由は「トイレが汚くて耐えられそうにないから」だそうです。
同僚や上司は概ね「仕事を舐めてんのか?」という否定的な反応が多かったのですが、私はそうは考えませんでした。
他人が何に重きを置くかはそれぞれ勝手なわけで。
退職した新人さんにとっては、それが就業環境の衛生度だったわけでしょう。*01いちおう会社の名誉のために言っておくと、社内のトイレは退職したくなるほど酷いわけではないと私は感じています。壁に落書きがあるわけでもないし、便座に煙草を押し付けた跡があるわけでもない。まあ、工場なので常にピカピカ2時間に1回は掃除、とは行かないでしょうが。
むしろ辛かったのは、先に挙げたような同僚や上司の反応。
ああ、これ自分たちの価値観に合わなければ平然と排斥を始める可能性があるなと。
そんな事を考えながら、その新人さんの話題からはそっと距離を置いたのでした。
多様な価値観を受け入れるというのは、題目の立派さに反して、なかなかに難しいねというお話。
脚注
↩01 | いちおう会社の名誉のために言っておくと、社内のトイレは退職したくなるほど酷いわけではないと私は感じています。壁に落書きがあるわけでもないし、便座に煙草を押し付けた跡があるわけでもない。まあ、工場なので常にピカピカ2時間に1回は掃除、とは行かないでしょうが。 |
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