予算 と 機能
社内システム開発の楽なところでもあり、困ったところでもあるのですが、ほぼ9割の案件に予算がありません。
代わりに、部署ごとに年間なんぼという時間まとめでお金が支払われており、そこから足が出ない範囲で、保守や新規開発を行ないます。
つまり、開発側としては、顧客である各部署が不満を感じない範囲を越えて仕事をしても、いっこも儲けにはつながらない事になります。
まあ、頑張れば感謝はされますし、重宝がられはしますけどね。
ですから、開発側はなるべく最小限の仕事で済ませようとします。
そして、依頼側は逆に、なるべく多くの事を年間費用の枠内に突っ込もうとしてきます。
と言うより「予算」という概念が既に消えているので、思い付く限りの話を持って来ます。
それこそ、Excelの使い方についての質問から、協力会社まで巻き込むシステム開発まで。
なんでもです。
そんな状況下で、お互いがお互いに自分の都合の良い方に事を落ち着けようと、あれこれ動くわけですが、ほんまにこれでええんかなあと考えています。
色々あって成るようになった結果であることは百も承知ですが、何かもっとこう、皆が「ああ、この方がいいね」と言えるカタチがありそうな気がして、モヤッとするのでした。