説得 と 納得
職場の若手くん1号が出してくるデータベースカラムの命名がどうにも気に入りません。
理由は命名に一貫性が無いから。
ローマ字と英語が混在しているのは、命名効率とか可読性の点でまだ許容できるのですが、ローマ字の綴りがヘボン式と訓令式が混在していたり、英語化する範囲にバラつきがあるので基準を聞いたら「センスで」だったり、喉元まで「きみ、それ単に考えるの面倒くさいだけやろ」という言葉が喉まで出かかったのですが、グッと飲み込みました。
考えてみたら、これまでも散々「論拠を示せ」と説いてきたにも関わらずこうなのですから、いくら説得を試みても仕方ないのです。
彼はこれからも「センス」とやらで開発して行くのでしょう。
そして、私がそこまで一貫性に執着するのも実は不要な拘りなのかもしれません。
結局、私が「一貫性が必要だ」と考える様になったのと同じく、若手くん1号も自身の体験の中で痛い目を見るまでは、その考えに至らないのでしょう。
或いは、痛い目を見なかったとしても、それはそれで結果オーライですし。
何より、私自身まだまだ「良い設計、良いコーディング」とは程遠いわけですから、他人様の心配をしている暇があったら自分の腕を磨く方が建設的だと思い至りました。