センス と 言い訳
「センス」という言葉があまり好きではありません。
それは、この言葉自体の意味には関係なく、その使われ方に理由があります。
「センス」という言葉は、だいたい何かを放棄する際の言い訳に使われる場合が多い気がするのです。
「センスが無いからあいつはダメだ」
「私にはセンスが無いから」
誰かが誰かにダメ出しするとき、誰かが自分を否定するとき、往々にして「センスが無い」という事が理由にされます。
しかし「センス」とは何か考えてみてください。
「センス」とは「感性」です。
感性とは感じ取る能力であり、それは何かと何かの違いに気付く事です。
であれば、それは育てることが可能な能力であり、生得不変の特性ではありません。
それが無い事を何かの理由にするのは、いえ、それを理由として私自身が受け入れることは、何かに負けた気がして面白くないのです。