日刊 あおのうま Vol.1293(2014.08.11)【黄昏時】

投稿者: | 2014/08/11

都会 と 田舎

帰省3日目。
本日も家の手伝いに勤しむ。

主なタスクはお盆に備えてのあれこれ。

家の側溝の泥さらいに始まり、庭の草むしり、神棚の掃除、仏壇の掃除、お墓の掃除、以下略掃除。

しまった。
お盆前って、そういうシーズンだった。

両親から感謝の言葉と笑顔と共に言われた「来年もこの時期に帰省してこんかや?」という台詞に、即答で「いいよ」と言えない自分がちょっと情けない。

都会に棲んでいると忘れてしまうが、田舎に帰ってくると、自己というものと生活というリズムの不可分さを思い出す。

都会では個が行動し、生活のリズムを作り上げるが、田舎では営々と続く生活のリズムと不可分に個が存在する。

どちらがどうという話でなく、そういう違いがある。

私はどちらの生活も体験しているが、自分にどちらが向いているかと問うと、未だによくわからない。

個を基盤とした生活は自由で快適な反面、よくわからない不安や恐怖を常に感じる。
逆に生活のリズムが織りなす中に個がある生活は、流れに逆らわず生きて行くこと自体が自身の存在意義を担保してくれる安心感はあるが、そこから逸脱することを許さない暗黙の束縛感に息が詰まりそうになる。

おそらく、どこにも完璧な居場所などというモノは存在しないのだろうと考えている。

そして、私はきっと何かしらの過渡期に身を置いている。

それが幸せなことかはわからないけれど、これまで見てきた「都会」でも「田舎」でもない、違う生活スタイルを探せる__探さねばならない__のだろう。

何かが終わろうとする時。
それは、何かが始まろうとする時でもあるから。

帰阪したら妻とたくさん__いや、少しでもいい__話をしたい。
彼女はどう考えるだろう、何と言ってくれるだろう。

窓の外に潮騒を聞きながら、そう思う。


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