アプリのアイデア出しについて復習しました
前回の記事に引き続き、アイデア出しについてです。
参考として選んだ、@motomaka さんの「アプリ開発101のヒント」と、@Sayobs さんの「C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったこと」で、アプリのアイデア出しについて復習しました。
それぞれに気になったキーワードを抜き出したものが以下の5つです。
今回は、それら5つを自分でどう活かすのか考えてみました。
「アプリ開発101のヒント」から
1.自分はアプリを作って何を目指すのかを考える。
2.自分が必要としてないアプリは作らないこと。
3.不便に感じるところを探す。
「C言語すら(以下略)」から
4.成功するアイデアの6原則
5.ブレインストーミング
1.自分はアプリを作って何を目指すのか?
これ、「アプリ開発101のヒント」の、かなり冒頭で出てくる言葉です。
そして、”目指す先、目的によって内容や方法もかわるはず”と続きます。
私はアプリを作って何を目指すのでしょう?
iPhoneアプリ開発で食っていけるようになりたい?
ドカンと一発売れるアプリを作って大儲けしたい?
超有名なアプリを作って本でも出版したい?
どれも気持ち的にグラっと来るものがありますが、同時にどれもピンと来ません。
結局のところ”とりあえず作ってみたい”だけのようです。
これは大きなヒントになりました。
“作ってみたいだけ”なら、あまり凝ったアプリに手を出すのは得策ではありません。
まずは小さく作る。
これを今回作成するアプリの方向にしました。
2.自分が必要としていないアプリは作らないこと
これも大事なことです。
iPhoneアプリに限らず、サービスを作成するときに一番大事なことは”ニーズを掘り起こすこと”です。
実は、ユーザーや顧客は自分たちのニーズを常に把握しているわけではありません。
あれこれ使って、その時になってはじめて「あ、こんな機能欲しい」とか「これ不便だわー」とか思うものなのです。
そして、大概の場合、その時に気付いたニーズを開発側に伝えることはありません。
ただ、そのアプリを使わなくなるだけです。
しかし、自分が必要とするアプリであれば、常にニーズを把握できるユーザーが最低でも1人は確保できます。
なにせ自分自身ですから。
というわけで、
自分が使うアプリを作る。
これを今回作成するアプリの絶対条件にすることにしました。
3.不便に感じるところを探す
“不便”とは何でしょう?
私は「あとちょっと」のことだと考えます。
何かを使っていて「あと、これがこうならなー!」と思う場所。
とても気に入っているのだけれど、「あと、ここさえこうなら…」と感じる場所。
そこが”不便”なのではないでしょうか?
まったく箸にも棒にもかからない場所を埋めようとしても、労力を喰われる上に不足を埋めきれず、結局「悪くないんだけれど、ここがねー」とか言われてしまうのではないでしょうか?
ですから、80点〜90点とれている様な機能のあと10〜20点の不足を探してみようと思います。
残り10点を稼げる場所を探す。
これをアイデア出しの狩場にすることにしました。
4.成功するアイデアの6原則
これは「C言語すら(以下略)」から。
以前、このブログでも記事にさせて頂き、結構な反響を頂きました。
成功するアイデアとは…
“単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える物語”だそうです。
自分で書いた記事を読み返してみると、われながらしっかりと分析していましたね。
__つか、このときからアプリ作りたいっておもっていたんですね、私__
「成功するアイデアの6原則」について -iPhoneアプリ編- | 極上の人生
というわけで、
思い付いた内容は”成功するアイデアの6原則”に照らして磨きこむ。
これをアイデア精査の手段にすることにしました。
5.ブレインストーミング
これも「C言語すら(以下略)」からです。
本の中では複数人数でのブレインストーミングを勧められていますが、
残念ながら友達少ないので、ちょっと難しいです。
__ブレインストーミング本来の姿から考えても、複数人数がベストなのですが__
ですから「ひとりブレスト」というキーワードでGoogle検索を行ってみました。
すると、見知った方の書かれた記事が…。
@rashita2 さんがシゴタノ!で1人ブレストについて書いて下さっていました。
ありがたい。
細かい内容は記事を見て頂くとして、私がこの記事の中で気になったのは2つ。
マインドマップとKJ法です。
マインドマップは、テーマを定め、そこから連想される事柄を図に描き出す方法。
思考をどんどん拡げて行くのに適しています。
KJ法はカード1枚に1つ手持ちの情報を書いて行き、その後、それらのカードをグループ分けし、名前を付け、関連性を図化し、さらに文章化するという方法。
思考をいったんバラバラに分解し、頭の外に出してから再構築する手法です。
この2つを利用すると、拡大・分解・再構築という一連の流れが作れそうですね。
というわけで、
マインドマップで思考を拡げ、
KJ法でそれを分解・再構築する。
これをアイデア整形の手順にすることにしました。
参考
今回の記事でとり上げたアプリや記事です。
今回も多くのヒントをもらいました。
ありがとうございます。
アプリ開発101のヒント 1.0(無料)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, ブック
販売元: AppBank – theM LLC(サイズ: 8.7 MB)
全てのバージョンの評価: (27件の評価)
じつは今朝、分解スキャンしてiPadに入れました。
これまで以上にお世話になると思います。
「成功するアイデアの6原則」の元ネタ。
読もう読もうと思いつつ、まだ購入もできていません。
チップ・ハース、ダン・ハース、 飯岡 美紀 (単行本(ソフトカバー) – 2008/11/6)
¥ 1,680
成功するアイデアの6原則に照らして、実際に有名iPhoneアプリを検証してみた記事。
書いたの私。
「成功するアイデアの6原則」について -iPhoneアプリ編- | 極上の人生
ひとりブレインストーミングについてのありがたい参考記事。
困った時の@rashita2 さん。
掘ったら、まだまだ色々ヒントがありそう。