O’Reilly の電子書籍について復習してみたよ

投稿者: | 2011/03/25

まだダウンロード準備が出来ていないらしい

昨日、半額キャンペーンに乗っかって、¥30,800もオライリーの電子書籍を購入してしまいました。 *01正札の値段なら¥61,600!!

が、それから24時間が経過しましたが、まだ「ダウンロード準備完了のお報せ」メールが届きません。
今日の16時頃にメールで「まーだー?いーつー?」と言う確認メールを送付したところ、 *02もちろん、実際にこんなアホな文面で問い合わせたわけじゃないですよ。
「あと24〜25時間ほど待ってつかぁさい」と言う返信が来ました。 *03これまた、こんな「なんちゃって方言」の文面じゃなかったですよ。
まるで定型文が用意されていたかの様な丁寧な回答がちゃんと返って来ました。

と、言うわけで、電子書籍が手元に来るのは、明日の夕方以降ってことになりそうです。

O’Reilly の電子書籍について

そんなわけで、電子書籍到着編が書けなくなってしまいましたので、
今回は、O’Reilly の電子書籍の概要について復習してみることにしました。
(※以降、「電子書籍」とあれば、基本的に「O’Reillyの電子書籍」を指します。)

判っていること

こちらにO’Reillyの電子書籍の概略が説明されていました。
http://www.oreilly.co.jp/ebook/explain.html
以下は、そのページから判る内容です。

1.ファイル形式

ファイル形式はPDFです。
なので、PDFファイルのビューアがあれば読むことができます。
私はiPadのi文庫HDを使う予定。

2.印刷できない

ファイル形式はPDFですが、印刷機能は使えないようになっているようです。 *04PDFはそのあたりも細かく設定できましたね。そう言えば。
今回のキャンペーンで「PDF HACKS」も購入するつもりだったのに…。orz

3.テキストコピーできない

印刷もできないのですから、当然、文面・内容のコピペもできません。 *05個人的には「どうなんだ、それ?」って思うのですが、著作物ですのでいたし方ないところです。
ブログなどで「引用」したいときは、手入力ですね。 *06まあ、書籍の内容をブログに「引用」ってのも、それなりにグレーゾーンなはずなので、これまた仕方ないところ。

4.ページ抽出できない

Evernoteに、気になるページだけを分割してクリップ…。
なんて事は出来ないわけです。
なので、50MBを超えたりすると、例え全ページまとめてであっても、Evernote には保存できません。

5.内容の変更はできない

誤字、脱字、誤記、などの修正を自分でやっちゃうことは出来ません。
と、言うよりは、アノテーション(注意書き)を書き込む事が出来ません。
ってのが、痛いところでしょう。
GoodReaderなど、PDFファイルに注意書きや傍線を入れられるソフトであっても、その機能を活かせません。
とても残念なことです。

6.ページのフッターに購入者のメールアドレスが入る

ページのフッター部分に購入者のメールアドレスが埋めこまれます。
もし、コピーが大量に出回る様な事態になれば、誰が購入したファイルがバラ撒かれたのか判るわけです。 *07これも、個人的には「そんなん判ったところで、どうやねん」と言う感じですが…。

7.ファイルの複製は「やっちゃいけない」

Ebookは、著作権上の保護を受けています。著作権法の定める範囲を超えて、本書の一部あるいは全部について、株式会社オライリー・ジャパンから文書による許諾を得ずに、いかなる方法においても無断で複写、複製することは禁じられています。

とありますので、ファイルの複製は駄目です。
おそらく、普通にファイルの複製は出来ちゃうでしょうが、やっちゃ駄目です。
駄目ですよ。 *08まあ、再ダウンロードが無償で出来ない場合、バックアップくらいは取らせて欲しいものですが。

気になること

上記のこと以外にも、気になることがあります。

I.再ダウンロードはできるのか?

購入履歴は残っているわけですから、再ダウンロードは可能なのでしょうか?
ダウンロード可能をお知らせするメールが届いてから一定時間が経過すると、ダウンロード出来なくなるらしいです。 *09通常は12時間、今回は注文殺到にて72時間だそうです。
普段から72時間くらいは欲しいところですね。
12時間では、仕事に行って帰ってきたらタイムオーバーって人もいるでしょうに。

それとは別に、何らかの事情でファイルを失った場合、再申請を行う事で無償の再ダウンロードが可能になるのか否か?

iTunesのケースで言えば、iAppは無償で再ダウンロードが可能ですが、楽曲は再度課金されてしまいます。
そのあたりはどうなっているのでしょうね。
ファイルの複製を禁じているのですから、購入者が希望した場合には、無償かつ速やかに再ダウンロードの手続きを取ってくれるのならば良いのですが。

II.検索はちゃんと効くのか?

自炊でない生粋の電子書籍において、最大のアドバンテージ(優位性)は「検索機能」だと考えます。
一応、サイトでの売り文句に「可搬性と検索性に優れたEbook版」とあるので、まさか検索機能が使えないと言うことはないと思いますが、確認するまでは心配なところです。

III.ファイルサイズはどの程度なのか

これまた自炊と異なり、生粋のPDFであればファイルサイズは(自炊と比べて)小さくなるはずです。
問題は、50MBを超えるか否かでしょう。
もし50MBを超えてしまう場合、Evernoteに保存しておくと言う手段が使えません。
その場合、私ならばDropboxに置いておく事になるでしょう。

以上が、私がざっと復習した O’Reillyの電子書籍の概要です。

ところで

今回の半額キャンペーン、かなり反響があったようですね。
昨日書いた記事でも言いましたが、価格設定を見直したほうが良いんじゃないですかね? *10このキャンペーン期間、価格半額で売上何倍になったよ?
義援金の心理的あと押しを差し引いても、答えは明らかじゃね?

あと、義援金キャンペーンがわずか3日と10時間ってのはどうなの?
「反響にお応えして、期間延長!」とか、「サーバー増強して第2期を近日中に実施!!」とか、やってもバチは当たらなくね?

などと、勝手なことを思いつつ。
今回の記事を書きました。


脚注

脚注
01 正札の値段なら¥61,600!!
02 もちろん、実際にこんなアホな文面で問い合わせたわけじゃないですよ。
03 これまた、こんな「なんちゃって方言」の文面じゃなかったですよ。
まるで定型文が用意されていたかの様な丁寧な回答がちゃんと返って来ました。
04 PDFはそのあたりも細かく設定できましたね。そう言えば。
今回のキャンペーンで「PDF HACKS」も購入するつもりだったのに…。orz
05 個人的には「どうなんだ、それ?」って思うのですが、著作物ですのでいたし方ないところです。
06 まあ、書籍の内容をブログに「引用」ってのも、それなりにグレーゾーンなはずなので、これまた仕方ないところ。
07 これも、個人的には「そんなん判ったところで、どうやねん」と言う感じですが…。
08 まあ、再ダウンロードが無償で出来ない場合、バックアップくらいは取らせて欲しいものですが。
09 通常は12時間、今回は注文殺到にて72時間だそうです。
普段から72時間くらいは欲しいところですね。
12時間では、仕事に行って帰ってきたらタイムオーバーって人もいるでしょうに。
10 このキャンペーン期間、価格半額で売上何倍になったよ?
義援金の心理的あと押しを差し引いても、答えは明らかじゃね?

O’Reilly の電子書籍について復習してみたよ」への2件のフィードバック

  1. None

    HeadFarstJava第2版は,16MBの容量でした.定額で購入しました.半額キャンペーンがあるなんて知っていれば・・・.

    返信
    1. uma_blue 投稿作成者

      「キャンペーン期間が短過ぎ!」ってのが正直な感想ですねー。
      価格半分にして売上は倍じゃあきかなかったはずですから、
      これを機会に見直して欲しいものです。(=_= )

      返信

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