今回も読み進めます。
「iOS開発におけるパターンによるオートマティズム」
で、今回読む章は…
【本書の目的】
前回の【目次】に続いて、今回は【本書の目的】です。 *01あれ?このペースだとえらいエントリー数になっちまうか?まあいいや。やりながら修正していこう。もともと半分以上思い付き企画だし。
他の技術系書籍ではどうなのか知らないのですが、
コンピュータ関連書籍では定番と言える章です。 *02「章」ってよりは「まえがき」ですが。
技術系書籍は、読み手を選びます。
その書籍に書いてある内容に理解が届かない人にとっては、
「小難しい呪文が出てくるわけのわからん本」にしかならないからです。
なので、ちょっと読み手を選ぶこの手の本は、
だいたい「本書の目的」や「この本のターゲット」、「対象とする読者」
という前書きを用意して、その本が対象としている読者層を提示しています。
あえて1冊目に勧める
この本は、2冊目以降として勧める声が圧倒的多数です。
著者の木下 誠 さんも、この【本書の目的】で、
「本書の想定する読者は、すでにiOSプログラミングの基礎を習得している方、になる。」
と書いています。
が、私はあえて1冊目としてお勧めしたい。
それは「この本に書かれている内容は、真っ先に入れておいた方が良い」
と感じたからです。
知識を積み上げるには土台がいる
何か知識を得るとき、その土台になる「考え方」を知っているのと、
そうでないのとでは、その後の伸びしろに大きな差が出ます。
この「iOS開発におけるパターンによるオートマティズム」は、
その「考え方」を示してくれる本です。
細かい技術的なあれこれは、触りながら覚えれば良いです。
まず知識の土台としての考え方を仕入れる手段として、
この本は決して「二冊目」の本ではないと私は考えます。
【おまけ】思い出の本
現在、私は社内SE(の様な)ニッチな仕事をして生活しています。
IT業界の端っこの端っこの更に切れっ端とは言え、
そんな今の私に至るきっかけを作ってくれた本があります。
それが「Access2000データベース設計 BlackBook」です。
ラーズ クランダー、デイブ マーサー、Lars Klander、 Dave Mercer (単行本 – 1999/12)
この本は「iOS開発におけるパターンによるオートマティズム」と同じく、
知識の土台となる「考え方」を提供してくれる本でした。
この本との出会いが無ければ、おそらく今の仕事には就いていなかったでしょう。
そして、この本も購入した当時は、ほとんど「???」の連続でした。
なので、今回も最初は良くわからなくても、必ず後で活きてくると言う確信があります。
それにしても、まだ本編にも入っていないのに、こんなに話を膨らませてどうすんでしょうね?