思考 と 思想
現在職場でメインに据えている案件は、ある手法をベースにプロジェクトが進行しています。
この手法は思考方法を含んだ、かなり汎用性の高いものなのですが、それ故にベースとなる思考方法を理解できていないと、手法がもたらす結果に振り回されかねないリスクがあります。
思考方法というのは、理解しやすい人にとっては、あたり前に頭に入ってくるのですが、そうでない人にはなかなか理解出来ません。
事例などを交えて説明したとしても、事例が示す意味に届かないのです。
そこで、思考というツールをさらに染み込みやすくする土台として、思想が必要になります。
思想はいわば土壌です。
そこに根付かせたい思考に合わせて、土壌を作ってやることで、思考の育成を助けてくれるわけです。
もし土壌を作らずに種を蒔いた場合、そこで芽吹くのは強い個体だけ。
まとまった収穫を得たいのであれば、あまり賢い方法とは言えません。
今日はその「土壌づくり」に関する話を知ることができました。
まだ概念的な内容だけで、体系立てた論にはなっていなかったのですが、大きな収穫でした。
欠けていたピースがはまった感じです。
提唱者の方が亡くなったあとも、それを受け継ぎ進化させていく人達がいるってのは凄いですね。
これからが楽しみです。