体調 と 情動
よく言われる話ですが、女性の情動というのは体調に大きく左右されるそうです。
男性と比べるとホルモンバランスの変化等による影響を受けやすいという事ですね。
正直に白状すると、私にはこれがとんと理解できない。
当然っちゃ当然です。
だって女性じゃないんだから。
いや、理解はできるのか。
人間という生物の構造上、内分泌系の影響というヤツは決して軽視できるものではないという事は知識として持っている以上、理屈としてはわかっているはず。
ただ、実感がない。
我が身を振り返って、腹が減っているとか、眠いとか言う以上に心理面、情動面に影響を与える状態というヤツを体験した記憶が無いからです。
なにせ空腹は食べれば、眠いは寝れば回復してしまいますから。
そこへ女性から「しばらく体調的に情動が不安定になるから」と宣言されても、「わかっているなら気をつければ良いじゃないか」と考えてしまう。
それは同じ男性としてわからんでもありません。 *01しかも大概において男性の価値基準は「やせ我慢」にありますからね。
しかし女性に言わせれば「それが出来るなら苦労はない」わけで。
そこんところを「そっか、大変だな」と受け入れられるか否かが男の度量ってもんじゃないかと考える四十過ぎのおっさんなのでした。
そして、男女に関係なく、自分には理解できない相手の事情をどれだけ斟酌できるかというのが、人間としての器のサイズってもんじゃないかとも考えるのでした。
その辺、私もまだまだだなあ。
脚注
↩01 | しかも大概において男性の価値基準は「やせ我慢」にありますからね。 |
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