義妹からのお中元
義妹からお中元にヘルシア・スパークリングという炭酸飲料をいただいた。
義妹ちゃん、ありがとう。
この場を借りてお礼を言うよ。 *01【この場を借りて】もちろん、次に会った時は直接言いますよ。お礼。
何かに似た味
さてこのヘルシア・スパークリング、飲んでみると、ほのか〜な苦味が。
おそらく、成分に含まれている茶カテキンによるものだろう。
炭酸の刺激、ぶどう糖の甘み、そしてほのかな苦味。
何かに似ている…。
背伸びの味だった
はたと思い至った。
あれだ!ウィスキーのスプライト割りだ!
その昔、悪友達と小銭を出し合ってウィスキーをよく飲んだ。
ちょっと大きな声じゃ言えない年齢のときだ。
大人ぶってウィスキーなんぞ買っても、ストレートやロックで楽しむ余裕はない。
で、どうしたかと言うと、スプライトで割るのである。
お酒の味など香り付け程度。
ほとんど甘いだけ、でもちょっぴり苦味のある、あの味だ。
「俺も歳をとったな…」などと感慨に浸ってみたが
「思い出の味」なんぞを懐かしむとは、俺も歳をとったな…。
などと感慨に浸ってみたが、そこから先をあれこれと思い出せるほど記憶していない自分に気付いた。
まだ、グラス片手に昔を懐うほどの渋みは備わっていないらしい。
風呂に浸かって寝ることにした。
脚注
↩01 | 【この場を借りて】もちろん、次に会った時は直接言いますよ。お礼。 |
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