凶悪ですよね。
午後の眠気。
もー、何やっても眠たい。
濃いコーヒー飲んでも、目の覚めるツボ押しても、席を立って軽くストレッチしても、眠気が去るのは一時だけ。
すぐに眠気は戻って来て、目蓋を下ろしたり、首をかっくんかっくんさせたりしてくれます。
そんな午後の眠気と長いこと戦ってきましたが、ようやく解決策に至ることができました。
それは、「午後の眠気とは戦わない」という選択です。
と言っても、私は日本のサラリーマンですので、シェスタとしゃれ込むわけにも行きません。
そこで選んだ手段は「仮眠」です。
「なんだよ、ここまで引っ張って仮眠かよ。」と思われた方、ごめんなさい。
その「仮眠」です。
午後の眠気に攻め寄せられる前に仮眠をしっかりとって、午後は攻め込まれないようにしようというわけです。
実は、午後の眠気対策に仮眠が有効であることは随分と前にTwitterでアドバイスを頂いていたのですが、ついネットサーフィンや読書に充ててしまい、ほとんど実践していなかったのです。
それを、このブログに書くネタ欲しさに、何か手っ取り早く効果確認できるライフハック的なものは無いか?
と考えた末に思い至ったのが、この「仮眠」でした。
実際、やってみてびっくり。
確実に午後の眠気を防げています。
そこで、私が実践している「仮眠の取り方について、7つのポイント」を紹介させて頂きます。
- 食後にとる
- 仮眠前は歯を磨く
- なるべく楽な格好になる
- 時間は20分
- 耳と目は塞ぐ
- 残り時間は見直さない
- 眠れなくても気にしない
1.食後にとる
昼休みにとる仮眠なので、食後にとる事になるとは思いますが、念のため解説。
食前に仮眠をとっても、ご飯を食べると、午後はまず眠たくなります。
仮眠は昼食を済ませてからとりましょう。
2.仮眠前は歯を磨く
これまた食後なので、まず先に済ませるとは思いますが、仮眠前に歯を磨きましょう。
起きた後に磨くつもりでいると、その事が気になって仮眠に集中(?)できません。
あと、歯磨せずに仮眠すると、起きた後で口の中が気持ち悪い場合があります。
面倒なことは先に済ませておきましょう。
3.なるべく楽な格好になる
これ、かなり大事です。
私の場合、職場に横になれる場所がありますので、横になって仮眠をとります。
上着、靴は脱ぎ、ベルトは緩めます。
たった20分の仮眠ですが、効果は絶大です。
横になれる場所が無かったり、あまり衣服を緩めるわけに行かない女性の方でも、可能な限り楽な姿勢と格好を模索してみて下さい。
4.時間は20分
実は、20分という時間に大した根拠はありません。
「ライフハッカー[日本版]あたりで、以前に仮眠は20分ほどが良いと書いてあった(気がする)」程度の理由です。
が、この20分と言う時間は昼休みに取れる仮眠時間としては理想的だと考えています。
一般的な勤め人の昼休み時間は、おそらく45分〜60分というところでしょう。
その中で、食事をとり、歯を磨き、仮眠の体勢を整え、仮眠をとり、仮眠から仕事に戻る体勢を整える、という流れを実行すると、20分という時間がベストな長さと思われます。
これより短ければ、仮眠としての用をなさず、長すぎれば毎日確保するのが難しくなるはずです。
と、いうわけで、仮眠は20分としています。
この20分ですが、タイマーアラームを使って耳で知るようにします。
時計の文字盤を目で見ることはお勧めしません。
理由は後ほど、ポイント6で述べます。
5.目と耳は塞ぐ
これはポイント3の「なるべく楽な格好になる」と同じなのですが、目はアイマスクやハンカチ、タオルなどで、耳はヘッドホンで塞いでしまいます。
ヘッドホンからは周囲の雑音をカットする意味でBGMを流します。
流すBGMは、川のせせらぎや雨音など、いわゆる「環境音楽」がベストです。
「音楽」を流すと、気持ちがそちらに入ってしまい、目が冴えてしまう場合があるためです。
私はiPhoneのWhiteNoiseというアプリを好んで使用しています。
このアプリは、様々な環境音楽を流せ、タイマー機能も付いているので、非常に重宝しています。
カフェなどで作業をする時にも強い味方です。 *01職場で使えれば最高なのですが、残念ながら私の職場では雰囲気的に無理です。
White Noise
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス
価格: ¥170
6.残り時間は見直さない
仮眠中に覚醒してしまい、「あと何分だろう?」とか「いま何時だろ?」とか思うときがあります。
ここで、時計をチェックしないで下さい。
アラームが鳴っていないのであれば、まだ仮眠時間です。
時刻を確認したい誘惑を堪えて、眠りに向かって下さい。
たとえ、あと数十秒後にはタイムアップかもしれなくともです。
残り時間を確認すると、意識の中に「あと何分」という雑念が埋め込まれます。
そうすると、途端に仮眠の質は低下します。
残り時間が気になって仕方なくなるのです。
アラームが鳴るその時までは、とにかく目を閉じ、耳を塞いで、仮眠に集中して下さい。
7.眠れなくても気にしない
仮眠をとって20分、まったく眠れずに過ぎてしまう場合もあるかもしれません。
しかし、それは気にしないで下さい。
目、耳からの刺激を防ぎ、楽な体制で何も考えずに過ごした20分は確実に身体をリフレッシュしてくれます。
念のため、眠れない人にアドバイスをひとつ。
眠るときは、自分の身体を水の詰まった袋とイメージして、更に、そこから袋の中の水がちゅ〜っと流れ出て行くのをイメージしながら脱力してみて下さい。 *02 このイメージは、普段の睡眠にも使えます。お試しあれ。
よくリラックスできるはずです。
以上が、私が実践している「仮眠の取り方について、7つのポイント」です。
たかが仮眠に大層なことですが、実は基本的な考え方はひとつだけ。
「仮眠に集中できる環境を整えてから、仮眠する」です。
当たり前の様なことなのですが、実践しているかと言われるとそうでもない人、多くないですか? *03 実際、私も先日まではその一人でした。
補足:(というか原則)
いくら仮眠をとっても、前日の睡眠が充分でなければ、当然眠気は襲ってきますよ。
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