終わらないマインドマップ
上の図を見て下さい。随分と広がって見えますが、実はまだ一部だったりします。
以前の記事に書いたように、アプリのアイデアをマインドマップで拾い出そうとしています。
が、大きな誤算がありました。
キリがありません。
思ったより出てくるあれこれ
当初、思考を引き出しやすくする目的と、思考にまとまりを持たせる意味で、5つの視点用意し、メインブランチ(主な枝)にしました。
独りでやるアイデア出しですから、行き詰まらないようにしたかったのです。
ところが、実際にやってみると次々とキーワードがつながって行きます。
行き詰まるどころか、どこまで拡がるのか見当がつかなくなってきました。
拡がるけれど、使えそうな枝は…
そんなに拡がるなら、さぞや使えそうな枝(キーワード)がありそうなものですが、ざっと見る限り「これは!」と思える枝は多くないのです。
結局のところ、拡がった枝の傾向は突き詰めていくと似たような内容に集約して行きます。
例えば、大概のアプリに感じる「あとちょっと」が「Evernote連携が欲しい」だったりする様に。
もっと気を使いながら(マインドマップとしてのスタイル維持を気にしながら)作業を進めれば違ってくるのでしょうが、今の様に思い付きをどんどん連結して行くやり方だと、費やす時間に対しての効果が疑わしくなってきました。
とりあえずマインドマップはここまで
というわけで、楽しく頭の中身を引き出せたマインドマップでしたが、
手段に溺れそうになったので、これにて終いにしました。
また、機能の洗い出しとかするときに使う予定です。
KJ法の出番も先の方が良さそう
さらに、予定では拡がった枝の先端を集めて、KJ法で整理する予定でしたが、これも先の方が良さそうです。
理由は、KJ法で整理するまでもなく内容の剪定(選定)が済んでしまうからです。
先にも言いましたように、伸びて行った枝の先がどんどん似て行くことがわかりました。
ですから、拾い集める段階でほとんどがセットになってしまいます。
KJ法は細かく分けた雑多な思考の部品を拾い集めて再構築する手法ですので、ある程度の多様性がないと意味がありません。
__まあ、これは単に私の頭の中が至極単純だというだけのことかもしれませんが__
結局「小さく作る」がほとんどの枝を剪定してしまう
KJ法が今回不要となりそうな理由のもう1つが、これです。
大きく拡がったマインドマップのブランチ(枝)を収穫し、KJ法で再構築するつもりでしたが、
それを行うまでもなく、
「小さく作る」というキーワードが大半の枝を切り落としてしまうのです。
描画に関する知識が必要な描画系、同じく2Dや3Dの画像エンジンを扱う必要があるゲーム系、これらはバッサリと切り捨てです。
こんな感じで”できそうなこと”のフィルタを通すと、KJ法のお世話になる必要がないレベルまで一気に絞り込めてしまうのです。
KJ法はもっと経験を積んで、自分の中の引き出しが多くなるまで、出番は無さそうですね。
__この点については、@rashita2 さんとかに相談すると「そんなこた無ぇよ」と指導が入りそうですが__
マインドマップは時間を切って使おう
そんなわけで、マインドマップによるアイデア出しは、時間を2時間とか1時間×3日とか区切って行う方が良いです。
結局、条件というフィルタを通すと、大半が切り離されますから。
ただ、自分の頭の中にあるアイデアの種を引っ張り出すという意味では、とても有効な方法でした。
頭の中だけでぐるぐると考えていたら、この結論にも辿りつけなかったことでしょう。
補足
実際には「ブレインストーミングは時間を区切って行う」ってのは、鉄則事項の1つです。
始める前にはわかっていたはずの事柄なのに、いざ始めてしまうと、呆気なく手段に溺れてしまいました。
これも「独り」で行うことのリスクですね。
皆さんもご注意を。