日刊 あおのうま Vol.2405(2017.11.01)【受け身はしんどい】

投稿者: | 2017/11/01

される見積 と する見積

今日、はじめて”ストーリーポイントによる見積”というのをやってみました。*01“ストーリーポイントによる見積”が何かについては、ここでつらつら述べるより、Google 検索してみた方が面白い記事をたくさん見つけられますので、ぜひどうぞ…と言う手抜きです。ごめんなさい。

以前から試してみたかった手法で、私としては大変好感触を得ました。

一般的に仕事の見積と言うと、上から「やれ」と言われて、プロジェクトマネージャーが「そのように」と見積もって、メンバーにやらせるという形になりがちです。
このスタイルだと見積もるマネージャーはかなり頭を悩ませねばならない上に、実現性を無視…とまでは言いませんが、少なくとも低い優先順位に置いた見積になります。
なぜなら、マネージャー独りでの見積は、どうしても「予算」という鎖でガチガチに縛られてから始まりますから。
結果、実際に動くメンバーは「また無理な見積を押し付けられた」と絶望し、上や顧客は見積通りに進まないプロジェクトに焦れ、マネージャーは両者の板挟みで神経をすり減らすわけです。

これに対して、ストーリーポイントによる見積は1つの解決策になり得るのではないかと期待しています。*02まだ途上なので「そうだ」とは断言しかねますが。

ストーリーポイントを割り振るためのストーリー分解が甘かったり、明らかに検討項目が漏れていたりと反省点も多かったのですが、とりあえず、チームメンバーで検討しながらのストーリーポイント付けは何とか行けました。
メンバーの反応も、同席してくれた上司の反応も悪くはなかったと感じています。*03まあ、上司は単に「自分たちなりに工夫している様だし、譲れないところに踏み込まない限りは任せてみるか」と堪えてくれているだけかもしれませんが。

あとはこれを如何に会社の上の方や顧客との合意形成に落とし込むかです。
それが得られなければ、結局は無駄に終わるのですから。*04まあ、最悪でも「あのときこう見積もったのに」という証拠は残りますけれどね。

ともあれ、この一歩を足がかりに、他人からされる見積ではなく、自分たちで仕事を回していくためにする見積へとシフトさせたいものです。

脚注

脚注
01 “ストーリーポイントによる見積”が何かについては、ここでつらつら述べるより、Google 検索してみた方が面白い記事をたくさん見つけられますので、ぜひどうぞ…と言う手抜きです。ごめんなさい。
02 まだ途上なので「そうだ」とは断言しかねますが。
03 まあ、上司は単に「自分たちなりに工夫している様だし、譲れないところに踏み込まない限りは任せてみるか」と堪えてくれているだけかもしれませんが。
04 まあ、最悪でも「あのときこう見積もったのに」という証拠は残りますけれどね。

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