心掛け次第というのは、ただ思うだけでは不足で、何かを思い、その思ったことに沿った行動をとるまでが含まれている。
とはいえ、心に決めることさえないなら、さざ波も起こりはしない。だから、足が竦んで動けなくても、せめて考えることを手放さないようにしたい。— MuRyuka (@muryuka) January 24, 2017
朝、すれ違う人の半分ぐらいは俯いている。
そのうちの半分以上は手に持った機器の画面を見ている。
さらにそのうちの数人は、ぶつかるほどの距離になるまでこちらに気がつかない。
私は、あるときからできるだけ背すじを伸ばして歩くことを心掛けている。
背すじを伸ばすと何が変わるか。
まず視界、つまり見える範囲が変わる。
真っすぐ前を見ていると、周囲の状況が嫌でも目に入る。
これからすれ違うであろう人の様子も、いち早く察することができる。
(だから余裕を持って避けられる)
そして、もともとの目的であるプチ筋トレができることと、
自分がしょぼくれて見られてはいないだろうという自信を持てること。
手軽な割に、効果のある心掛けではないかと思う。
これは他の事柄についても、言えるのではないか。
例えば、生き方。
どうすれば『背すじを伸ばしている』ような生き方といえるのだろう。
広い視野を持つことか。
それとも、考え方を変えることか。
たぶん、在り方は人それぞれだ。
ひとつ言えるのは、こうしたいと思いながら、その思いに沿った行動を実行すること。
でなければ、それはただ思っているだけであり、心掛けているとは言えない。
勿論、「ただ思うこと」すらないのなら、何の行動も発生しない。
だから、思うように動けないことで焦ったり、足が竦んだりしても、
思うことをやめてはいけないと自分に言い聞かせるのだ。