プロジェクト と タスク
プロジェクト管理とタスク管理の違いとは何でしょうか。
単純に言えば、それは「粒度」です。
タスクのサイズを実行単位と考えれば、プロジェクトは階層化され、連携したタスクの集合体です。
或いは、プロジェクトを実行単位まで砕いていけば、それはタスクになります。
しかし、プロジェクト管理ツールはタスク管理ツールと分けて用意される事が大半です。
何故でしょうか。
粒度が違うだけなら1つのツールでシームレスに扱える方が良いのではないでしょうか。
その答えもまた「粒度」にあります。
日常に収まる細かいタスクの管理と、週や月、年にまたがるプロジェクトの管理を同じツールでまかなう事は、近所へ出かけるのと海外旅行に出かけるのとに、同じカバンを使う行為に似ています。
ボディバッグ1つで済むところへスーツケースを引っ張って行く人はいませんし、海外旅行へボディバッグ1つで赴く人もなかなかいないでしょう。
そんなわけで、プロジェクト管理とタスク管理それぞれに向いた別々のツールを用いることは何らおかしな事ではありません。
むしろ当然の選択と言えるでしょう。
ただ、個人的に以前から不満というか、どうにかならないかなーと感じていることが1つ。
それが「ツール間連携」の部分です。
プロジェクト管理とタスク管理の違いが粒度にある以上、タスクとプロジェクトはシームレスにつながることが望ましい。
例えば、スーツケース内に出先で使う用にボディバッグを納めていける様に、利用シーンに応じて、手軽にツールを使い分けたい。
しかし、実際にはプロジェクト管理ツールとタスク管理ツールが自在に連携するなどというのは、殆ど聞いたことがありません。
また、聞いたことがあったとしても、現在それを私が使えていない以上、少なくとも私のイメージするものとは違うのでしょう。*01まあ、単に私の使い方が誤っているという可能性の方が大きいかもしれませんが。
これを解消する方法は無いものか。
答えはこれまで触れてきたあれこれの中に既にある気がしています。
驚くような新規な何かではなく、とっくに知っていたはずなのに見落としている何か。
それに気付くため、今一度、場と点棒と手牌をよく見直そうと考えています。
脚注
↩01 | まあ、単に私の使い方が誤っているという可能性の方が大きいかもしれませんが。 |
---|