日刊 あおのうま Vol.2212(2017.04.21)【アンバランス】

投稿者: | 2017/04/21

正 と 負

人の行動はインセンティブ(誘引材料)で決まります。
そして、インセンティブとは突き詰めると快楽と恐怖です。

どちらがどうという話ではなく、そういうものだと考えています。
快楽と恐怖という言い方がセンシティブであるなら、よりフラットに正と負と言い換えても良いでしょう。

現在、会社で効率化を強く推奨されているのですが、その根拠が乱暴に言うと「会社ヤバいから、もっと効率化しようぜ」だったりします。

これはいわゆる「負のインセンティブ」です。
このままでは会社がまずい → お前らも仕事が無くなる(もしくは給料が減る) → もっと効率あげろ
という、恐怖に働きかける誘引材料だからです。

そして、これに対して正のインセンティブに該当するものは提示されていません。
時間幾らで働き(給料)を評価するというのに、効率化しろと言うわけです。

さて、これで果たして経営層は望む結果を得られるでしょうか。
そんな事を考えながら、会社の役職者研修を受けたのでした。

子会社の哀しさ、正のインセンティブとして提示できる材料が殆ど無いという事はよく知っているんですけれどね。
こちらも冗談や酔狂で働いているわけではないので、それはそれ、これはこれというやつです。

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