日刊 あおのうま Vol.1222(2014.03.24)【井戸の壁を登ることを決めた日】

投稿者: | 2014/03/24

15年 と 1ヶ月

今日、私の所属会社が私の中で終わりました。

15年間、惚れて勤めてきた会社に1ヶ月で見切りをつけることになるとは思いもしませんでした。
とても残念な気持ちでいっぱいです。

もともと社長の説いてきた会社のスタイルに惚れてここまでやってきたのですが、営業担当者とのここ1ヶ月ほどのやり取りから、そのスタイルも理念も失われてしまった事を知りました。

そして今日、営業担当から決定的な内容を知らされましたので、それを以って、私の中でこの会社は色を失いました。

諸事情あってその様な状況になったのであろうことは理解できるのですが、そこを失ってしまっては、この会社の独自性は無くなり、溢れかえる同業他社と変わりが無くなってしまいます。
その後に従業員を待っているのは、単なる耐久消費財としての扱いでしょう。

それ自体が悪いとは思いませんが、それでしたら私がこの会社に身を置き続ける理由もないのです。

さて、見切りをつけた以上は、どう身を処すかが問題です。

いきなり退職するほど感情的にもなれませんので、せいぜい貰えるものはもらいつつ、次の居場所を求める予定。
そこいらはドライにやって行く程度には小狡い大人です。

本当はこれを機会に郷里(糸魚川)にUターン就職とかできると良かったんですけどね。
何の準備も行動もしておりませんので、そうは行きません。

まずは今の配属先で関わっているプロジェクトを最後まで進めたいので、それを基準に身の振り方を模索するつもりです。
さて、来年の今頃はどこで何をしていることやら。

 

感謝 と 別離

所属会社に見切りは付けましたが、同時に非常に感謝もしています。

まがりなりにも15年間。
仕事に対する姿勢をはじめ、多くのことを学ばせてくれました。

その間、ブレることなく会社のスタイルと方向性を提示し続けてくれたことには本当に感謝しています。

組織で働くものにとって、自身に何が求められているかが明示されているというのは、非常にありがたいことです。

本来、当然であるはずのそれが見失われている職場や会社のなんと多いことか。

この会社は、この15年間それを示し続けてくれました。
おかげで、多くの機会と経験、学びを得られたのです。

そして、だからこそ次へ進みます。
ここで得た数々をそのまま腐らせないためにも。

 



 

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